通信機器用部品③【最薄肉・最小ボス径】
業界 | 民生用コネクタ | 材質 | LCP |
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サイズ | 1~10(㎜) | 寸法精度 | 0.02㎜(高精度要求箇所の公差レンジ) |
成形品事例の説明
LCP製のタブレット端末に使用される部品です。
1.9×1.7×0.5(㎜)のプラスチック成形品で、公差レンジは0.02㎜です。
本製品の特長は2点あります。
1点目は製品のセンターにある極小ボス形状です。この極小ボスのサイズは、φ0.12㎜となっており、金型には同等サイズの極小穴が必要となります。
2点目は肉厚です。本製品の最薄肉箇所は0.06㎜となっています。流動解析によって、金型製作前に薄肉部の充填をシミュレーションしています。
当社の中でも最小ボス形状と最薄肉形状となる難易度が高い製品でしたが、重視するポイント(形状・機能・外観等)を考慮したうえで最適な仕様、加工方法をご提案し実現致しました。
お客様のニーズ・ご相談内容・提供サービス
精密・微細部品 射出成形技術ナビを運営する山一精工株式会社では、本事例のように極小ボス形状や、薄肉形状の射出成形品の製作実績が多数あります。特殊な形状を持つ射出成形品でお困りの方は、当社にお気軽にご相談ください。