アニーリング

熱可塑性樹脂の成形品の残留応力を取り除くために成形後に行う加熱処理のこと。アニーリングの効果として、①成形品の寸法安定性が向上する。(但し、加熱による二次収縮がおこるため成形品寸法が変化するので、その点についてはアニーリングを実施する前に充分配慮する必要がある)②荷重たわみ温度や機械的性質が向上する。などがある。 アニーリング方法(条件)として、一般的に言われているのが非結晶性樹脂の場合には、その材料の荷重たわみ温度より約10℃低い温度で行うのが適当とされている。(時間についてはアニーリングを実施する製品の形状や肉厚に応じて加減をする。) 結晶性樹脂の場合には、材料の種類によってそれぞれ温度や時間が異なっているので実施する材料の技術(物性)資料などを参考に実施した方がよい。

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