プリハードン鋼

中程度に焼入れ処理した鋼材で射出成形の金型用鋼材などとして用いられる。一般鋼材の場合、金型の耐久性を上げるために切削後焼入れし、研磨仕上げを行うが、それほど性能を必要としない場合にプリハードン鋼を使用することが多い。ショア硬度約30~50で、切削加工するだけで熱処理せずに使用できるのでコスト低減となり、また焼入れによる変形の問題もなくなる。

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