後処理の必要のない特殊スタンダードゲート
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お客様からのご相談内容
こちらは、コネクタ部品に関するゲートカットのご提案事例です。通常、スタンダードゲートにより成形品を製作すると、ランナー部と製品をカットする後工程が必要となります。
このカットをする為の工程は、人が行う場合や自動機で行う場合等、様々ですがコストアップの要因となります。
また品質面では、カット時のバラツキによりカット不良・変形が発生することがあり、カット面の外観全数検査を行う必要があります。これもコストアップ要因となります。
当社からの提案内容
そこで、当社では後処理の必要がない特殊スタンダードゲートをご提案いたしました。
この特殊スタンダードゲートは、金型内でランナー部と製品の切断が可能となり、かつカット面のバラツキはほとんど発生しません。結果として、通常抜き取り検査で品質保証が可能となりました。
さらに製品カット面の定期的な外観確認によって、特殊スタンダードゲートで採用している、切断用部品の交換のタイミングが容易に判断できるようになっており、量産時においても持続的な品質の安定性を担保することが可能となっています。
ポイント・まとめ
射出成形品では、ランナー部と製品の切断をどのように処理するかで、加工コスト・品質管理コストが大きく変わってきます。
当社では、サブマリンゲートやピンゲートに加え、特殊スタンダードゲートなど、多岐にわたるゲート方式の中から製品サイズ・形状・ゲート位置制約に対し最適なものをご提案いたします。ミクロンオーダーに応える確かな金型加工技術を活かすことで、製品というカタチを実現いたします。過去数千億個の確かな量産実績に基づき、ご提案が可能です。軽薄短小部品においてゲート設置が難しいもの、ランナー部の切断で品質のバラツキがみられる製品がありましたら、当社にお問い合わせください。